【9月27日 AFP】米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官と共和党候補ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏による初めてのテレビ討論会は米政治有数の大きな注目を集めるイベントとなったが、開催者側には細部に一つ行き届かない点があったようだ。会場となった米大学の学生に渡された記念チケットで、クリントン氏の名前のつづりが間違っていたことが分かった。

 討論会はニューヨーク(New York)州のホフストラ大学(Hofstra University)で26日に開催。NBCニュース(NBC News)とCBSニュース(CBS News)によれば、抽選で討論会の座席を獲得した学生350人に贈られたチケットには、女性として初めて米主要政党の大統領候補となったクリントン氏のファーストネームが「L」1つの「Hilary」と誤って記されている。

 AFPの取材に対してホフストラ大学は「これは討論会の正式なチケットではない。チケットの抽選に当たった学生への記念品として直前に印刷したものだ」と釈明。その上で、正しい表記に改めてチケットを刷り直す考えを示した。

 正式のチケットには、両候補の名前はいずれも印刷されていない。

 ホフストラ大学は2008年と2012年の大統領選でも討論会の会場となった。1935年創立の私立大学である同大はニューヨーク市から東に約40キロのニューヨーク州ロングアイランド(Long Island)ヘンプステッド(Hempstead)にあり、学生1万870人が学んでいる。(c)AFP