途中交代に不満のロナウド、ドルトムント戦で欧州カップ戦100得点を目指す
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【9月27日 AFP】24日のリーグ戦で自身の途中交代に不満をあらわにしていたレアル・マドリード(Real Madrid)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)だが、27日の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)では、新たな歴史をつくり、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)の本拠地で続くレアルの連敗を止めるかもしれない。ロナウドはドルトムント戦でハットトリックを達成すれば、欧州カップ戦史上初の通算100得点に到達する。
ラス・パルマス(UD Las Palmas)と2-2で引き分けたリーグ戦で、レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、試合終了まで約20分を残してロナウドをベンチに下げると、ピッチを後にしたロナウドは指揮官と目を合わせなかった。ジダン監督は試合後、「途中交代をさせられたことで、動揺するのは彼だけではない。われわれは議論を受け入れなくてはならない。私はばかではないし、彼もばかではない」と話している。
グループF初戦で、レアルはロナウドが通算97得点目となるゴールを決めるなど、スポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)から逆転勝利を収めた。一方、同じグループのドルトムントは、レギア・ワルシャワ(Legia Warsaw)に6-0で大勝している。
通算得点数で、FCバルセロナ(FC Barcelona)のリオネル・メッシ(Lionel Messi)を先行しているロナウドは、通算100得点を視野に入れているが、ドルトムントは対レアル戦のホーム無敗記録を望んでおり、チームもブンデスリーガのクラブ相手のアウェー戦では過去29試合で4勝しか挙げられていない。特にドルトムントの本拠地ジグナル・イドゥナ・パルク(Signal Iduna Park)では3連敗を喫している。
レアルは2012-13シーズン大会でドルトムントと対戦しており、グループリーグのアウェーゲームで1-2の敗戦を喫すると、準決勝では当時ドルトムントに在籍していたロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)に4得点を奪われ、試合も1-4で敗れた。さらに翌シーズンの準々決勝第2戦でも0-2で屈している。
今年1月のジダン監督就任以来、ここまで順調に好成績を残してきているレアルだが、ビジャレアル(Villarreal CF)とラス・パルマスから勝ち点を取りこぼし、リーグ戦の連勝も16で止まるなど、その勢いに陰りが見え始めている。それでもジダン監督は、「心配していない。たしかに、われわれはもっと良いプレーができるはずだが、こういった試合も悪くない。このような結果が選手を目覚めさせることもある」と語った。(c)AFP