10人になったPSG、トゥールーズに敗れ今季早くも2敗目
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【9月24日 AFP】16-17フランス・リーグ1は23日、第7節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)がトゥールーズ(Toulouse FC)に0-2で敗れた。PSGにとっては、試合途中に退場者を1人出すなど苦しい戦いとなった。
アウェーで行われたこの試合の後半開始早々、古巣と対戦したDFセルジュ・オリエ(Serge Aurier)がペナルティーエリア内でファウルを犯してこの日2枚目のイエローカードを受けると、このPKをトゥール―ズのヤン・ボディジェ(Yann Bodiger)に決められ、PSGは先制点を献上した。
その後、トゥールーズはジミー・ドゥルマズ(Jimmy Durmaz)が追加点となるゴールを挙げ、チームの勝利を決めた。敗れたPSGは、今季リーグ戦7試合で2敗目となり、ウナイ・エメリ(Unai Emery)新監督の手腕に疑問を残すこととなった。
王者PSGは昨季、3月末までわずか2敗しかしなかったが、今シーズンはすでに先月のASモナコ(AS Monaco)戦で1-3で敗れるなど、ニース(OGC Nice)とトゥールーズに次いで3位に甘んじている。
首位を走るニースは25日、アウェーでナンシーと対戦。一方、24日にホームにアンジェSCO(Angers SCO)を迎え撃つモナコと、本拠地でカーン(SM Caen)と激突するボルドー(FC Girondins de Bordeaux)には、今週末の結果次第でPSGを抜く可能性がある。
今夏、ローラン・ブラン(Laurent Blanc)前監督の後任として就任したスペイン出身のエメリ監督は試合後、「先制点を許し、退場者を出したことで試合が変わってしまった。そこがゲームのカギで、それ以降は難しい戦いを強いられた」と振り返る。
「自分たちが望んでいた以上にボールを失ってしまった点は、今後修正が必要だ。しかし、われわれも前半は良いプレーをしていたし、得点するチャンスもあった」
自身は楽観的に見ているというエメリ監督だが、「私は課題の改善に取り組んでいるが、長く険しい道のりになる。チームは負けることに慣れていない」と付け加えた。
エメリ監督率いるPSGは今週、この試合までに2試合を行い、9得点無失点を記録するなど、2連勝を飾っていた。
一方、トゥールーズにとっては、2009年以来となるPSGからの白星で、試合終了後はピッチを一周して勝利を祝っていた。(c)AFP