【9月17日 AFP】夫の愛人に報復するためにスイス・ジュネーブ(Geneva)の空港で爆弾騒ぎを起こしたフランス人の女(41)に対し、警察への賠償金として9万スイスフラン(約940万円)の支払いが命じられた。現地メディアが16日、報じた。

 スイス日刊紙ルマタン(Le Matin)の報道によると、ジュネーブ警察は、女による7月26日の通報を受けて現場に駆け付けた全警察官にかかった費用を弁償させるため、この巨額の賠償金の支払いを命じた。

 4児の母で氏名は公表されていないこの女は、すでに母国フランスで禁錮6月を言い渡されている。刑期のうち少なくとも3月は、虚偽の爆弾通報を行った罪によるものだった。

 女が虚偽通報を行ったのは、フランス南部ニース(Nice)で86人が犠牲になったトラック突入事件からわずか12日後のことで、フランス・スイス両警察が厳戒態勢を敷いていた最中だった。

 ルマタン紙によると、女は当初、コアントラン(Cointrin)国際空港に電話をかけ、夫が自分の金を盗んだ上に、翌日愛人とともに飛行機で旅立とうとしていると訴えた。しかし望み通りの対応が得られなかったため、数分後にまた電話をかけ直し、夫と共に旅行している女が荷物の中に爆弾を隠し持っていると伝えた。

 当局はこの2回目の通報を受けて大規模な治安作戦を展開。ターミナル内の全員が避難し、乗客1万3000人が保安検査を再度受ける騒ぎとなった。(c)AFP/Andrew BEATTY