【9月14日 AFP】バドミントンの世界ランキング1位で、33歳のリー・チョンウェイ(Chong Wei Lee、マレーシア)は、得点の新フォーマットが正式に採用されれば、2020年の東京五輪まで現役を続行してもいいかもしれないと考えている。バドミントンでは先日、マレーシアで行われた19歳以下の大会で11点5ゲーム制の新ルールの試合が試験的に導入された。

 新方式になれば、これまでの21点3ゲーム制よりも肉体への負担が少なく、ベテラン選手に有利に働くとみられている。そのためリーは、新方式が採用されれば、五輪で2個の金メダルを獲得している林丹(Dan Lin、リン・ダン、中国)も現役続行を決意するかもしれないと話している。

 マレーシアの英字新聞ザ・スター(The Star)のインタビューに応じたリーは、「まだ何も決まっていませんが、本当に変更になったら、東京五輪でも十分戦えると思います」と話した。

「11ポイント制に変わり、試合時間が短くなれば、林丹も現役を続けるかもしれない。僕らのようなベテランにはうれしい変更だ。僕らには豊富な経験があるし、シャトルをコントロールする技術は僕らの方が上だと思う。試合が短くなれば間違いなく楽になるね」

 リーは以前からリオデジャネイロ五輪が自身最後の五輪になるだろうと話していた。リオ五輪でリーは、五輪3大会連続で銀メダルとなり、マレーシアに初めての金メダルをもたらすことは今回もかなわなかったが、国内ではスーパースターの地位を享受している。

 試合方式の変更について、国際バドミントン連盟(BWF)から現時点でコメントを得ることはできなかった。(c)AFP