FIFAがプラティニ氏のUEFA会長選出席を許可、独サッカー連盟は反発
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【9月13日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は12日、汚職問題で名声が失墜した欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ(Michel Platini)元会長に対し、ギリシャ・アテネ(Athens)で行われるUEFA臨時総会への出席を許可したが、ドイツサッカー連盟(DFB)はこの決定に反発している。
現在4年間の職務停止中となっているプラティニ氏が、自身の後任を決めるUEFA会長選への出席が認められたという情報は、同氏の関係者によって明らかにされていた。UEFAは声明で同氏の出席許可を要請していたことを明かし、「14日に開催される第12次UEFA臨時総会で、プラティニ氏が発言することについて、FIFA倫理委員会は許可することを伝えてきた。今回の決断を歓迎する」とコメントしている。
しかし、DFBのラインハルト・グリンデル(Reinhard Grindel)会長は、これに納得しておらず、独DPA通信に対して「今回の総会は新会長を選ぶためのもので、前任者の過ちをさらすものではない。プラティニ氏には出席を遠慮してもらいたい。この総会は過去ではなく、未来に向かうものでなくてはならない」と語った。
現役時代には元フランス代表としてバロンドール(Ballon d’Or)に3度選出されているプラティニ氏は、FIFA会長を解任されたジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)氏の汚職スキャンダルにおいて重要人物の一人とされている。
ブラッター氏がFIFA会長に就任していた2011年当時に、プラティニ氏は200万スイスフラン(約2億2000万円)を不正に受け取った疑いが浮上。この問題を受けて、FIFAは倫理規定違反で両氏に6年間の職務停止処分を言い渡した。
問題の金銭授与についてブラッター氏とプラティニ氏は、10年前に行ったコンサルタント業務の未払い分として、FIFAから当時UEFA会長を務めていたプラティニ氏に対して合法的に支払われたものであると主張。プラティニ氏は今年はじめにスポーツ仲裁裁判所(CAS)から異議申し立てを却下されたものの、処分期間は4年間に短縮された。
アテネで行われる今回の臨時総会では、プラティニ氏の後任に立候補しているスロベニアサッカー協会(NZS)のアレクサンデル・チェフェリン(Aleksander Ceferin)会長と、オランダサッカー協会(KNVB)のミカエル・ファン・プラーク(Michael van Praag)会長に対し、UEFAに加盟している55の国と地域の連盟が投票を行うことになっている。(c)AFP