【9月9日 AFP】イングランド・プレミアリーグは10日、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とマンチェスター・シティ(Manchester City)のダービーが行われ、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督とジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督の20年におよぶ因縁が再燃する。

 昨日の友は今日の敵―モウリーニョ監督とグアルディオラ監督のサッカー哲学は対局にあり、両者の遺恨は近年のサッカー史を彩ってきた。

 最後にタッチライン際で2人が相まみえてから3年が過ぎているが、ユナイテッドの本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)で再会する両者のつばぜり合いは、今季のリーグ優勝の行方を占う一戦となる。

 53歳モウリーニョ監督は現実主義者で、45歳グアルディオラ監督は理想主義者であり、そのキャラクターは異なるが、お互いマンチェスター(Manchester)に来てから無慈悲な一面をのぞかせている。

 モウリーニョ監督は先日ドイツ代表を引退した経験豊富な中盤のバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)を戦力外としており、グアルディオラ監督はジョー・ハート(Joe Hart)から守護神の座を剥奪してセリエAのトリノ(Torino FC)に追い出している。

 開幕から好調のユナイテッドとシティは3連勝を飾り、チェルシー(Chelsea)とともに勝ち点9で並んでいる。

 両監督の運命は1990年代半ばにスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)で初めて交錯した。グアルディオラ監督は当時バルセロナの現役選手で、モウリーニョ監督は指揮官のボビー・ロブソン(Bobby Robson)氏やルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)氏の補佐役を務めていたが、それから20年の月日が流れている。

 それ以来両者は近しい関係にあったが、2008年にバルセロナがフランク・ライカールト(Frank Rijkaard)氏の後任にポルトガル1部リーグのFCポルト(FC Porto)やチェルシーで実績を残していたモウリーニョ監督ではなく、トップチームを率いたことがないグアルディオラ監督を選んだことにより因縁が始まった。

 その2年後にイタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)を率いていたモウリーニョ監督は、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の準決勝でグアルディオラ監督率いるバルセロナにリベンジを果たすと、カンプ・ノウ・スタジアム(Camp Nou)のピッチを駆け回って歓喜し、挑発するように右の拳を宙に突き上げている。