■アジアから関心高まりシーズン延長

 アレッサンドロ園長によると今年、観光客数は増加しているが、村の通りのひどい混雑や、人であふれ返る駅のプラットホームの危険性といった問題は減っているという。とはいえ、特にクルーズ船の乗客による混雑をはじめ、課題は依然残っている。まるで「何人来るか分からないままホームパーティーの準備をするようなもの」だという。

 地元出身のウオーキングツアーガイド、チアラ・ガスパリーニさんは、チンクエ・テッレが有名になったことで、ほとんどの住民は恩恵を受けていると語る。とりわけ、新たにアジアからの関心が高まったことで観光シーズンの延長につながり、それまで閑散期だった1~2月にも人々が訪れるようになったと歓迎している。

 一方、あるフランス人観光客は、30年前からこの地を訪れ、その移り変わりを目の当たりにしてきた。「良くなったか、悪くなったか? 本当に何とも言えない。ベルナッツァの人に『本当に人が多いわね』と言ったら、『もうこれで十分、ということはない』という返事だった」(c)AFP/Angus MACKINNON