【9月7日 AFP】スロベニア中部のジャレツ(Zalec)で6日、欧州初をうたう「ビールの噴水」が完成し、一般に公開された。しかしその名の通りに泉からビールがとうとうとあふれ、好きなだけ飲むことができるという夢ような話ではない。

 ビールを飲むには6ユーロ(約680円)を払ってマイクロチップ付きのグラスを買う必要があり、それを使って5つ用意されている注ぎ口から100ミリリットル分のビールを5回注ぐことができる。

 ジャレツのヤンコ・コス(Janko Kos)市長によると、ビールの噴水は人々を泥酔させるためではなく「ビールを飲む文化を広めるため」に設置したという。

 ホップの原産地という顔も持つジャレツ市。市長はビールの噴水が市のプロモーションにつながることを期待している。市は世界各地から問い合わせを受けており、評判は上々だという。(c)AFP