セレーナが3回戦進出、姉ヴィーナスやハレプらも順当勝ち 全米オープン
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【9月2日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)は1日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-3、6-3のストレートでヴァニア・キング(Vania King、米国)をねじ伏せ、3回戦に駒を進めた。
世界ランク1位のセレーナは、この勝利でマルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)氏に並び、女子の四大大会(グランドスラム)では歴代1位の通算306勝目を記録。さらにオープン化以降では、全米オープン歴代最多となる7度目のタイトル獲得と、グランドスラム史上最多の通算23勝目を記録する歴史的快挙にも迫っている。
全米オープンの舞台フラッシング・メドウズ(Flushing Meadows)で、世界ランク87位のキングに13本のサービスエースと38本のウイナーを記録したセレーナは、7月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)以来、ずっと悩まされてきた右肩の故障は問題なかったと語っている。
米ラッパーのジェイ・Z(Jay Z)さんとその妻でスーパースターのビヨンセ(Beyonce)さんからの応援を受けながら、世界ランク47位のヨハンナ・ラーション(Johanna Larsson、スウェーデン)との3回戦へ進出したセレーナは、「ここまでは順調です」とコメントした。
■姉ヴィーナスも3回戦進出
一方、全米オープンで2度の優勝を誇り、通算7度目のグランドスラム制覇を目指す第6シードのヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)は、ドイツのユリア・ゲルゲス(Julia Goerges)に6-2、6-3で快勝し、同大会通算70勝目を記録した。
カテリナ・コズロワ(Kateryna Kozlova、ウクライナ)との1回戦では、63本のアンフォーストエラーに怒りを募らせながらも勝利を収めたヴィーナスだったが、この日はそのミスを17本まで減らすなど、世界ランク64位のゲルゲスを相手に生き生きとしたパフォーマンスを披露した。
第5シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は、ルーシー・サファロバ(Lucie Safarova、チェコ)との全仏オープン(French Open)ファイナリスト経験者同士の対決を6-3、6-4で制した。
第4シードのアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)は、全米オープン初出場のナオミ・ブローディ(Naomi Broady、英国)から猛攻を受けながらも、7-6(11-9)、6-3で辛勝した。
26歳のブローディは、序盤の積極的な攻撃や37本のウイナーで善戦したものの、36本のアンフォーストエラーを犯し、ウイナーは28本ながらもミスを9本にとどめたラドワンスカとの実力差を思い知らされてしまった。(c)AFP