【8月29日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)の開幕を前に、女子テニス世界ランキング1位セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)のコーチは28日、右肩にけがを抱える同選手に現在痛みがないことを強調した。

 全米オープン通算7度目の優勝を目指すセレーナは、最近右肩のけがに悩まされており、今月行われたリオデジャネイロ五輪で3回戦敗退に終わり、先週のウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2016)を欠場していた。

 セレーナのコーチを務めるパトリック・ムラトグルー(Patrick Mouratoglou)氏は米スポーツ専門チャンネルESPNに対し、「彼女はここ数日間、痛みなく過ごしている。肩の状態はまだ100パーセントではないが、全快に近づいているし、活路を見いだせると思う」と話した。

「セレーナはリオ五輪でプレーしたがっていた。(五輪は)セレーナにとって重要だったが、右肩がかなり苦しめていた。ボールを返すことはできていたが、それはもう過去の話だ」

 昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2015)準決勝でセレーナはロベルタ・ビンチ(Roberta Vinci、イタリア)の前にまさかの敗退を喫していた。

 今大会で四大大会(グランドスラム)通算23勝目を目指すセレーナは、30日に行われるシングルス1回戦で、世界ランキング29位のエカテリーナ・マカロワ(Ekaterina Makarova、ロシア)と対戦する。(c)AFP