【8月19日 AFP】リオデジャネイロ五輪に出場していた自転車ロードレースのクレベル・ラモス(Kleber Ramos、ブラジル)と、競泳の陳欣怡(Chen Xinyi、中国)が18日、ドーピング検査で陽性反応が出たことを理由に失格処分を受けた。スポーツ仲裁裁判所(CAS)が発表している。

 ラモスは赤血球を増加させるエリスロポエチン(EPO)「セラ(Cera)」、陳は利尿薬「ヒドロクロロチアジド(hydrochlorothiazide)」の陽性反応が出た。利尿薬は、服用するとほかのドーピング薬が検出されにくくなるため、使用が禁止されている。

 ラモスはリオ五輪開幕前の検査で陽性反応が出ていたが、その事実が明らかになったのは、10日前の自転車ロードレースに出場した後のことだった。

 陳については、7日の女子100メートルバタフライ決勝で4位につけた後に行われた検査で陽性反応が出ていたことが、中国国営の新華社(Xinhua)通信の報道で12日に明らかになった。暫定的な資格停止処分が科された陳は、その後の50メートル自由形を欠場していた。 (c)AFP