【8月19日 AFP】ケニア政府は18日、リオデジャネイロ五輪に出場する同国選手のために用意されたユニホームの一部の所在が不明になっている疑いについて、調査を開始したと発表した。

 ケニア代表らはそれぞれ、練習用、本番用、普段用の3種類のユニホームが支給されるはずだったが、選手らからは、ユニホームをまったく受け取っていないという声や、届いても一部のみだったとの声が相次いでいた。

 14日には米スポーツ用品大手のナイキ(Nike)が、2012年のロンドン五輪に続き繰り返された自社製備品の不適切な扱いをめぐり、ケニア政府に抗議していた。

 リオ五輪陸上競技のケニア代表チームでは、チームマネジャーがドーピング検査をめぐる収賄疑惑で帰国処分を受けるスキャンダルも起きており、政府報道官は、ユニホームの問題に加え、代表チームの管理体制や、予算の用途に対する調査も実施する意向を示している。(c)AFP