【8月18日 AFP】リオデジャネイロ五輪は17日、サッカー男子の準決勝が行われ、ドイツは2-0でナイジェリアを下し、ブラジルとの決勝に進出した。決勝でドイツは、ブラジルの地で優勝した2014年W杯(2014 World Cup)の再現に挑む。

 14年W杯でドイツは、準決勝でブラジルを下すと、五輪ファイナルの舞台でもあるマラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)で行われた決勝では、リオネル・メッシ(Lionel Messi)擁するアルゼンチンに1-0で勝利している。

 五輪に出場している中で唯一W杯制覇を経験しているマティアス・ギンター(Matthias Ginter)は、五輪とW杯のチームは似ているとしているが、W杯でブラジルから挙げた7-1での勝利は「一生に一度」のことだったと話している。

 ギンターは地元テレビ局のスポルTV(SporTV)に対し、「僕たちには(W杯で優勝したチームと)同じスピリットがある。僕たちはお互いのために戦っている」とコメントしている。

「決勝で戦うことができること、メダル獲得が決まったことはとてもうれしい」

「7-1というスコアは一生に一度のことだ。キャリアを通じて一度だけだよ。僕たちがブラジルに7-1で勝つことはないだろう」

 一方、敗れたナイジェリアは、給与の未払いなど数々の混乱を乗り越えて準決勝にたどり着いた。

 給与の未払いにより大会期間中に一時は辞任を示唆したナイジェリアのサムソン・シアシア(Samson Siasia)監督だが、現在チームから不満の声は聞かれないとしている。

 試合後にシアシア監督は、「残念だが、われわれは決勝に値しなかった。ああいったプレーではね」とコメントしている。(c)AFP