【8月9日 AFP】リオデジャネイロ五輪は8日、柔道女子57キロ級の決勝が行われ、地元ブラジルのラファエラ・シルバ(Rafaela Silva)がスミヤ・ドルジスレン(Sumiya Dorjsuren、モンゴル)を下し、開催国に今大会初の金メダルをもたらした。

 リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のファベーラ(Favela、貧困街)の中でも悪名高い「神の街」で生まれ育ったシルバは、決勝で世界ランク1位のドルジスレンに勝利してファンを熱狂させた。

 地元ブラジルを盛り上げる金メダルを獲得したシルバは、試合後に歓喜のあまり膝から崩れ落ちている。今大会のブラジルのメダル獲得は、射撃で銀メダルに輝いたフェリペ・ウー(Felipe Wu)に続いて2つ目となった。

 シルバは、「今柔道を見ている子どもたちにとってすばらしいことです。私は『神の街』の出身で、冗談で5歳で柔道を始めたんです」とコメントしている。

「世界選手権(2013年)と五輪の王者になるなんて、言葉になりません」

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