【8月9日 AFP】リオデジャネイロ五輪は8日、柔道女子57キロ級の3位決定戦が行われ、ロンドン五輪金メダリストの松本薫(Kaori Matsumoto)は、連珍羚(Chen-Ling Lien、レン・チンレイ、台湾)を下して銅メダルを獲得した。

 一方、決勝では地元ブラジルのラファエラ・シルバ(Rafaela Silva)が世界ランク1位のスミヤ・ドルジスレン(Sumiya Dorjsuren、モンゴル)に勝利し、開催国ブラジルに今大会初の金メダルをもたらしている。

 また3位決定戦のもう1試合では、欧州女王5度の実績を誇るテルマ・モンテイロ(Telma Monteiro、ポルトガル)が銅メダルを獲得した。

 リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のファベーラ(Favela、貧困街)で生まれ育ったシルバは、決勝で技ありを奪って勝利を収めると、スタンドのファンのところへ駆け寄り、喜びを分かち合った。

 ブラジルの女子柔道は近年、着実に力をつけており、 2008年の北京五輪で女子57キロ級に出場したケトレイン・クアドロス(Ketleyn Quadros)が同国女子柔道初メダルとなる銅メダルを獲得すると、ロンドン五輪では48キロ級でサラ・メネゼス(Sarah Menezes)が金メダルを獲得した。(c)AFP