【8月9日 AFP】7日に行われたリオデジャネイロ五輪、自転車女子個人ロードレースでの落車で重傷を負い、集中治療室に運ばれたアネミーク・ファン・フリューテン(Annemiek van Vleuten、オランダ)が8日、事故から一日も経たないうちに退院を希望した。

 オランダ自転車連盟(KNWU)によると、ファン・フリューテンは腰椎に3か所の小さな骨折と激しい脳振とうと診断されたとしているが、本人はツイッター(Twitter)に「まだ病院で検査待ち。今日中には退院したい。4年に1度のこのチャンスを逃せないわ」と投稿し、元気な様子をうかがわせている。

「複数のけがと骨折で病院に。でもすぐに治るわ。人生で最高のレースのあとに最悪の事態は起こるのね」

 33歳のファン・フリューテンは、7日に行われたレースの残り10キロメートル地点で事故に遭った。急な右カーブの下り坂で道にハンドルを取られたファン・フリューテンは、もんどりうって落車し、頭から地面に打ちつけられた。

 同じオランダ代表でレースを制したアンナ・ファン・デル・ブレッヘン(Anna Van der Breggen)は、ぐったりと倒れ伏す仲間の横を過ぎるときに戦慄(せんりつ)を覚えたと話している。(c)AFP