【8月9日AFP】リオデジャネイロ五輪は8日、体操男子団体決勝が行われ、内村航平(Kohei Uchimura)擁する日本が金メダルを獲得した。日本が団体戦の金メダルに輝いたのは、2004年のアテネ五輪以来となる。

 ロシアが銀メダルを獲得し、2大会連続で五輪団体戦を制していた中国は銅メダルとなった。

 昨年の第46回世界体操競技選手権(46th World Artistic Gymnastics Championships)を制した日本チームは、2位ロシアとわずか0.208点差で最終種目のゆかを迎えた。

 日本は、同世界選手権のゆかで種目別優勝を飾った白井健三(Kenzo Shirai)が16.133点をたたき出して優勝を引き寄せると、世界選手権個人総合で6度の優勝を誇る内村が、これまで手にすることができなかったタイトルを自ら決定付ける演技を披露した。

 全6種目を終えて日本は274.094点を記録し、ロシアが271.453点、中国が271.122点となった。

 内村は、団体戦では2008年の北京五輪と2012年のロンドン五輪で銀メダルに終わっており、今回は念願の団体戦金メダル獲得となった。

 英国は3位にわずか2点及ばず4位となり、以下、米国、ブラジル、ドイツ、ウクライナが続いた。(c)AFP