【8月7日 AFP】リオデジャネイロ五輪は6日、競泳男子400メートル個人メドレー決勝が行われ、萩野公介(Kosuke Hagino)が金メダル、瀬戸大也(Daiya Seto)が銅メダルを獲得した。

 萩野はチェイス・カリシュ(Chase Kalisz、米国)を抑え、過去5回の五輪でこの種目を制していた米国の牙城を崩した。萩野の記録した4分6秒05は、世界記録保持者のマイケル・フェルプス(Michael Phelps、米国)、2012年ロンドン五輪の金メダリスト、ライアン・ロクテ(Ryan Lochte、米国)に続き、世界歴代3位のタイムとなった。

 フェルプスは「競泳の十種競技」ともいわれる、厳しいこの種目を辞退しており、ロクテは国内の選考会で敗れて代表の座を逃している。

 カリシュは4分6秒75で銀メダルを獲得し、3位の瀬戸は4分9秒71だった。

 カリシュと瀬戸が予選で激しい争いを繰り広げていた一方、予選は別組だった萩野は余力を残して決勝へ駒を進めていた。萩野は二つ目の背泳ぎでリードを奪うと、平泳ぎで瀬戸を振り切ったカリシュに最後の自由形で詰め寄られたものの、トップを譲ることなく優勝を飾った。(c)AFP