IOC会長、WADAの抜本的改革を求める
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【8月3日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は2日、リオデジャネイロ五輪開幕を3日後に控えてロシア選手の出場停止に対する異議申し立てが山積する中、世界反ドーピング機関(WADA)の抜本的な改革を求めた。
ロシアの全選手に対する出場停止処分という「最終手段」を除外したバッハ会長が、強い口調でWADAの改革を求めたことにより、反ドーピングの闘いで先導役を担う同機関とIOCの間にある亀裂が拡大していることがあらわになった。
バッハ会長は、「ここ最近の情勢は、WADAの反ドーピングシステムの全面的な見直しの必要性を示している。IOCはより安定した、効率の高い反ドーピングシステムを求めている。これには、より明確な責任、さらなる透明性や独立性、全世界的な強調が必要となる」とIOC総会で語った。
これを受けWADAのクレイグ・リーディー(Craig Reedie)理事長は、WADAの一部分について改革が必要としたものの、反ドーピングのシステムは「壊れていない」と反論した。
総会でリーディー理事長は、「今朝、システムが壊れているという意見を耳にした。すべてが壊れているわけではなく、一部に問題があるのだと言いたい。われわれはその部分を見つけ出し、注意を払っていく必要がある」とコメントした。
この日の総会では、先月24日にIOCの理事会が決定した条件付きでのロシア選手の五輪出場を認めるという方針が、IOC委員の投票により承認されている。(c)AFP