リオ五輪のバスケットボール競技にまつわる5つのトピックス
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【8月5日 AFP】6日から始まるリオデジャネイロ五輪のバスケットボール競技にまつわる5つのトピックスをまとめた。
――男子バスケットボールでは、NBAのスター選手をそろえた米国代表チームが大本命だ。リオ五輪では3連覇、そして通算15個目の金メダル獲得を目指す。マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)らを擁する「ドリームチーム」で参戦した1992年のバルセロナ五輪以来、6大会中5大会で金メダルを獲得。男子米国代表は、五輪で通算130勝5敗の成績を残しており、2004年アテネ五輪で銅メダルを獲得した試合から現在までに17連勝を記録している。
バスケットボールが正式種目に採用されて以降、米国は1972年ミュンヘン五輪の決勝まで負け知らずだった。この試合では、審判の誤審によって試合終了間際の数秒間がやり直しになり、物議を醸した。大学生を主体として臨んだ1988年のソウル五輪では、準決勝でソビエト連邦に敗戦。これが4年後の1992年に金メダルをもたらした「ドリームチーム」を結成するきっかけとなり、そこから3大会連続で金メダルを獲得した。
スター選手の欠場が相次いだアテネ五輪で米国は、グループリーグでプエルトリコとの初戦を落とすと、リトアニアにも敗戦。準々決勝ではスペインに勝利したが、準決勝でアルゼンチンに81-89で敗れた。3位決定戦ではリトアニアに雪辱を果たし、銅メダルを獲得したものの、屈辱的な結果がマイク・シャセフスキー(Mike Krzyzewski)氏のヘッドコーチ(HC)招へいにつながり、代表チームの強化を目的とするプログラムの発足に至った。それ以来、米国は75勝1敗の成績を残しており、現在は63連勝中だ。
シャセフスキーHC体制下で唯一の敗戦は、2006年に日本で行われた世界選手権準決勝の対ギリシャ戦だけとなっている。
――今回のリオ五輪ではジカ熱に対する懸念もあり、レブロン・ジェームス(LeBron James)やステフェン・カリー(Stephen Curry)、ラッセル・ウエストブルック(Russell Westbrook)といったNBAのスーパースター数人が参加を辞退している。
五輪欠場を表明したそのほかの選手にはジェームス・ハーデン(James Harden)、クリス・ポール(Chris Paul)、ブレイク・グリフィン(Blake Griffin)、アンソニー・デイビス(Anthony Davis)がいる。
それでもなお、米国代表はケビン・デュラント(Kevin Durant)、カーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)、 カイリー・アービング(Kyrie Irving)、クレイ・トンプソン(Klay Thompson)といった豪華な顔ぶれとなっている。
ほかにもポール・ジョージ(Paul George)、ドレイモンド・グリーン(Draymond Green)、ハリソン・バーンズ(Harrison Barnes)、ジミー・バトラー(Jimmy Butler)、カイル・ローリー(Kyle Lowry)、デマー・デローザン(DeMar DeRozan)、デアンドレ・ジョーダン(DeAndre Jordan)、デマーカス・カズンズ(DeMarcus Cousins)がメンバーに名を連ね、金メダル獲得に向けて盤石の布陣となっている。
――女子バスケットボールでも、WNBAで活躍するスター選手をそろえた米国代表が6連覇、そして最近9大会で8度目の優勝を目指している。女子米国代表は、1984年のロサンゼルス五輪から五輪の舞台で55勝1敗の成績を残しており、無類の強さを誇っている。敗戦は、1992年のバルセロナ五輪準決勝で大会優勝国の独立国家共同体に敗れた試合だけとなっている。
3大会で金メダルを獲得しているダイアナ・トーラジ(Diana Taurasi)、タミカ・キャッチングズ(Tamika Catchings)、スー・バード(Sue Bird)がチームをけん引し、2012年のロンドン五輪に出場したティナ・チャールズ(Tina Charles)、エンジェル・マコートリー(Angel McCoughtry)、リンジー・ウェイレン(Lindsay Whalen)も五輪の舞台に戻ってくる。
そのほかにもエレナ・デル・ドン(Elena Delle Donne)、ブリトニー・グライナー(Brittney Griner)、ブレアナ・スチュワート(Brittney Griner)らが米国代表入りを果たした。
――米女子代表チームは予選Bグループをカナダ、セネガル、セルビア、中国、スペインと対戦する。一方、予選Aグループはオーストラリア、ブラジル、日本、フランス、トルコ、ベラルーシという組み合わせになった。
米男子代表チームは予選Aグループでオーストラリア、中国、フランス、セルビア、ベネズエラと対戦することになった。一方の予選Bグループはスペイン、ブラジル、アルゼンチン、リトアニア、クロアチア、ナイジェリアという顔ぶれになった。
――NBAスター集団を率いるシャセフスキーHCは、もしリオ五輪で金メダルを獲得すれば、男子バスケットボール種目では史上初となる3度の金メダルを獲得した指揮官になる。過去にはヘンリー・アルバ(Henry Iba)氏が1964年大会と1968年大会で2連覇を達成しているが、1972年大会決勝でソビエト連邦に敗れた。
NBAのニューヨーク・ニックス(New York Knicks)に所属するアンソニーは、もしリオ五輪で金メダルを獲得すれば北京五輪、ロンドン五輪に続く自身3個目の金メダル獲得となり、個人としては五輪バスケットボール史上初の快挙になる。この偉業はジェームズにも達成する可能性はあったが、同選手はシーズンとプレーオフの疲労を理由に出場を辞退している。(c)AFP/Jim SLATER
