【6月28日 AFP】USAバスケットボール(USA Basketball)は27日、リオデジャネイロ五輪に出場する代表メンバー12人を正式に発表。NBAファイナル制覇を成し遂げて偉大な選手の地位を確立したクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)は、先日出場辞退を申し出ており、メンバーに含まれなかった。

 リオ五輪に出場する最終メンバーには、ジェームズとともにチームの中心選手としてクリーブランド(Cleveland)に1964年以来初めて米四大スポーツのタイトルをもたらしたカイリー・アービング(Kyrie Irving)が名を連ねた。2014年のFIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2014)で最優秀選手に輝いたアービングは、米国を大会3連覇に導く活躍が期待されている。

 一方、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)からはカーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)が米国代表史上初となる通算4回目の五輪代表に選出された。2008年の北京五輪と2012年のロンドン五輪に続き、バスケ米国代表としては史上初となる通算3個目の金メダル獲得を目指す。

 そのほかでは、ロンドン五輪で米国代表歴代1位となる1試合平均19.5得点を記録したオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)のケビン・デュラント(Kevin Durant)も再び五輪に出場することになった。

 レギュラーシーズンでリーグ歴代1位の73勝を挙げながらも、NBAファイナルではタイトル獲得を逃したゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)からは、クレイ・トンプソン(Klay Thompson)、ドレイモンド・グリーン(Draymond Green)、ハリソン・バーンズ(Harrison Barnes)が選出された。

 また、アンソニーをはじめジミー・バトラー(Jimmy Butler)、デマーカス・カズンズ(DeMarcus Cousins)、デマー・デローザン(DeMar DeRozan)、デュラント、ポール・ジョージ(Paul George)、グリーン、カイル・ローリー(Kyle Lowry)、そしてトンプソンら、NBAオールスターゲーム2016(2016 NBA All-Star Game)に選ばれた9人のほか、デアンドレ・ジョーダン(DeAndre Jordan)も代表メンバー入りを果たしている。(c)AFP