【7月21日 AFP】ロシアの国家主導のドーピングをめぐって国際陸上競技連盟(IAAF)が同国陸上選手の国際大会への出場資格を停止した問題で、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は21日、ロシア側の異議申し立てを退ける裁定を下した。これにより、ロシアの陸上選手はリオデジャネイロ五輪への出場が禁止された。

 CASは声明で「CASの評議会は、IAAFが規則を適用する決定をしたことの正当性を確認した。規則は、IAAFが出場停止処分を行っている対象国の陸連の選手は、IAAF規則のもとで開催される競技に出場することができないと定めている」と発表した。

 国際オリンピック委員会 (IOC)は、CASの裁定も踏まえてロシア選手の全面的な出場禁止の是非を判断したいと表明している。(c)AFP