【7月14日 AFP】アルゼンチンの発掘調査チームは13日、同国パタゴニア(Patagonia)地方の北部で新種の肉食恐竜の化石を発見したと発表した。「ティラノサウルス・レックス(T・レックス、Tyrannosaurus rex)」のように前肢が小さく短い。だがT・レックスとは進化系統が異なるという。

Gualicho shinyae(愛称:グアリチョ)」と命名された新種は、2本足で移動する鳥のような獣脚類の恐竜。体長は6メートル、体重は450キロと推定されている。

 外見はおおよそT・レックスに似ているが、グアリチョの前肢は独自に進化しており、恐竜の進化過程を解明する新たな手掛かりとなることが期待される。(c)AFP/Sebastian VARELA