錦織、脇腹の故障で4回戦を途中棄権 ウィンブルドン選手権
このニュースをシェア

【7月5日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)は4日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第5シードの錦織圭(Kei Nishikori)は第9シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)に1-6、1-5とされたところで脇腹の痛みを訴え、途中棄権した。
2番コートの試合で明らかに体調の悪さを露呈していた錦織は、トレーナーとドクターに相談し、苦渋の決断を下した。
グラス(芝)コートで行われる前哨戦のゲリー・ウェバー・オープン(Gerry Weber Open 2016)でも脇腹が原因で棄権を余儀なくされていた錦織は、「ハレ(Halle)の初戦で痛めた同じ個所です。この2週間では思うように回復しませんでした」と報道陣に語った。
錦織は「3回戦のあとに悪化しました。良くなることを期待していましたが、痛みがひどくて試合に臨める状態ではありませんでした」と悔しそうに話し、棄権については「第2セットから考えていた」と明かしている。
「試合前にも、100パーセントの状態でプレーするのは簡単ではないと分かっていました。それにマリンは素晴らしい試合をしていた。プレーするごとに悪化し、不本意ではありますが棄権は避けられなかったと思います」
準々決勝に進出したチリッチは、通算7度の大会制覇を誇る第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と6日に対戦する。(c)AFP/Robin MILLARD