【7月4日 AFP】米ニューヨーク(New York)のセントラルパーク(Central Park)で3日、男性(19)が手製の爆発物か花火のようなものを踏んだところ爆発が起き、重傷を負った。男性は片足切断の恐れもあるという。

 米国では7月4日の独立記念日(Independence Day)の祝日を前に、空港や交通の要所などで警備が強化されている。しかし、ニューヨーク市警(NYPD)のジョン・オコネル(John O'Connell)本部長補佐は、記者会見で「テロとの関連を示す証拠は見つかっていない」「7月4日ごろに市民が花火を自作するのは珍しいことではない」と述べた。

 NYPD爆発物処理班も、爆発物が「誰かを傷つける目的で故意に現場に置かれた」ことを示す証拠はないとの見方を示した。

 爆発があったのは午前11時(日本時間4日午前0時)ごろ。当局発表によると、男性はセントラルパークで18~20歳の友人と3人で岩の上から飛び降りたところ、男性の片足が爆発装置の上に着地し爆発が起きたという。

「爆発は、花火か手製の爆発物の試作実験だった可能性がある」と語った。負傷した男性は市内のベルビュー病院(Bellevue Hospital)に搬送され、重傷だが容体は安定しているという。(c)AFP