【6月22日 AFP】サッカースペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)は21日、イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に所属するスペイン代表アルバロ・モラタ(Alvaro Morata)について、買い戻しの権利を行使すると発表した。

 クラブは、「レアル・マドリードはユベントスFCに対し、アルバロ・モラタ選手の共同保有権を引き揚げる決断をしたことを通達しました。モラタ選手は今後、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督の下で、来季に向けたファーストチームの練習に参加することになります」と短い声明を発表した。

 この件については、ユベントスのスポーティング・ディレクターを務めるジュゼッペ・マロッタ(Giuseppe Marotta)氏が、買い戻しの権利を行使するとの連絡がレアルからあったことをすでに明かしていた。

 マロッタ氏はイタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)に対し、「数日後には書類が届くだろう。われわれとしてもできることを探っていくが、残留の可能性は低くなった」と話していた。

 現在23歳のモラタは、2014年の夏にユベントスへ加入し、通算93試合に出場して27得点を挙げた。イタリアメディアの報道によると、レアルがモラタを優先的に買い戻すためには、契約で定められた最大3000万ユーロ(約35億円)の金額が必要になるという。

 スペイン代表では、モラタは12試合に出場。現在出場中の欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)ではトルコ戦で2得点、21日のクロアチア戦で1得点を挙げている。(c)AFP