【6月18日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は17日、サッカー欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)で続発しているフーリガンの暴動について言及し、「不名誉なこと」とした一方で、ロシアのファンがはるかに人数の多いイングランドのファンをどうやって打ちのめしたのか疑問だという見解を示した。

 露サンクトペテルブルク(St. Petersburg)で開催されている国際経済フォーラムに出席したプーチン大統領は、「ロシアのファンがイングランドのファンと衝突したことは不名誉だ」としながらも、「しかし、200人程度のわが国のファンが、どのようにして数千人のイングランドサポーターを打ちのめしたのか、まったく分からない」と述べ、聴衆の笑いと拍手を誘った。

 続けてプーチン大統領は「いずれにせよ、違反者全員に対して同じ法的措置が執行されるべきだ」と主張し、「心からスポーツを愛し、すべての暴力行為はチームやスポーツを応援するものではなく、損害を与えるものであると理解している、冷静な人々がいることを望んでいる」と語った。

 フランスで開催されている欧州選手権では、マルセイユ(Marseilles)で行われたイングランド対ロシアの前後に発生した衝突以降、ファンによる悪質な暴動が続いており、そのいくつかは、ロシアのフーリガンが中心となっている。

 フランスの裁判所は16日、一連の騒動に関連し、ロシアのサポーター3人に最大2年の禁錮刑を言い渡しており、ロシア外務省によると、さらに20人が17日にも国外退去になるとしている。(c)AFP