【6月13日 AFP】サッカー欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)に臨むスペイン代表のセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)は12日、性的暴行事件に関与したと報じられたGKダビド・デ・ヘア(David de Gea)をチームは一丸で後押ししており、連覇に向けて集中していると語った。

 大会史上初の3連覇を目指すビセンテ・デル・ボスケ(Vicente del Bosque)監督率いるスペインは、13日にトゥールーズ(Toulouse)でグループD初戦のチェコ戦を控えている。

 しかしながら、デ・ヘアの主催したパーティーで、女性2人がサッカー選手2人に性的行為を強要されたとの報道により、チームの準備作業は暗い影で覆われた。

 デ・ヘアはこの報道は「ねつ造」であり、名誉を傷つけるためのものだと反論している。

 イケル・カシージャス(Iker Casillas)と守護神の座を争う中、ラモスによればデ・ヘアは、チームメート全員からの「サポート」を受けているという。

 ラモスはトゥールーズに滞在しているスペイン代表チームの雰囲気について問われると、「確かに、チームメートの一人について受け取るニュースとすれば好ましいものではない。彼はもう自分の言いたいことを言っている。彼には僕ら全員がついている。それ以外に付け足すことはない」とコメントした。

「今はただただピッチに出てプレーしたい気分だ。僕らはタイトル保持者で、トロフィーを守るための決意を固めている」

 2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)でグループリーグ敗退に終わったスペインのタイトル獲得の資質には、疑問が残されている。そして、デ・ヘアに対する報道が与えた実際のインパクトはまだ表面化していない。

 デル・ボスケ監督は、試合当日に先発メンバーを発表する予定となっている。もし、指揮官がカシージャスを選べば、デ・ヘアへの罰ということも考えられる。一方でデ・ヘアが選ばれれば、チームが同選手を一枚岩で支えていることを示すことになる。

 一方でラモスは、スペインは何も保証されているわけではないと考えている。チェコ戦後、スペインはトルコ、そしてグループDで最大のライバルであるクロアチアと相まみえる。クロアチアは12日に行われたトルコ戦で、1-0と白星を飾っている。

「僕らは長い間素晴らしい成功を収めていて、それが理由でファンは勝つことになれてしまっている。ただ、サッカーでは常に勝てるわけではない。僕らは全力を尽くす、そしてどんな結果になろうとも胸を張り続けていく」

(c)AFP/Justin DAVIS