【6月10日 AFP】コパ・アメリカ・センテナリオ(Copa America Centenario USA 2016)は9日、グループCの試合が行われ、ウルグアイの敗退を喫し、メキシコとベネズエラが8強入りを果たした。

 コパで通算15回の優勝を誇るウルグアイは、この日ベネズエラに0-1で敗れ、さらにメキシコがジャマイカに2-0で勝利したため、1997年大会以来となるグループリーグ敗退が決まった。

 ウルグアイのオスカル・タバレス(Oscar Tabarez)監督は、「われわれが求めていた試合が全くできなかった。それが敗退につながった」とコメントし、2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)南米予選の再開を控え、この不運な大会の結果がチームに対する警告になるだろうと付け加えた。

「これまでとまったく違うコパ・アメリカだった。こういったことは経験してこなかった。難しいものになるとは分かっていたが、今回のことはW杯予選に向けた警鐘となるに違いない」

 ウルグアイの敗退で、FCバルセロナ(FC Barcelona)でプレーするルイス・スアレス(Luis Suarez)の大会も終わりを迎えることになる。

 チーム合流時にハムストリングを痛めていたスアレスは、今大会未出場。この日ベンチに座ったスアレスはピッチに立てず見るからに不機嫌な様子で、ベンチの壁をたたく姿も見られた。

 タバレス監督は、スアレスをメンバーから外した自身の判断を擁護した。

「プレーできる状態ではなかった。数字の問題だ。私は100パーセントの状態ではない選手は選ばない。怒っていたって?気付かなかったね。彼は私に何も言わなかった」

 ベネズエラは前半36分、アレハンドロ・ゲラ(Alejandro Guerra)が前に出ていたウルグアイのGKフェルナンド・ムスレラ(Fernando Muslera)の意表を突いたプレーから先制点を手にした。

 ゲラがハーフライン手前からロングシュートを放つと、後ろ向きに走ったムスレラはこれをなんとかはじいたが、ボールはバーに当たり、そのこぼれ球を最後はサロモン・ロンドン(Salomon Rondon)が押し込んだ。

 ベネズエラの8強入りは、今大会ここまでで最大のサプライズとなった。同国はロシアW杯南米予選で最下位に沈んでおり、首位にはウルグアイが立っている。

 一方、初戦でウルグアイに3-1で勝利していたメキシコは8万3263人が詰め掛けたパサデナ(Pasadena)のローズ・ボウル(Rose Bowl)で、格下のジャマイカを圧倒した。

 カリフォルニア(California)州に多く住むメキシコ系米国人がホームの様な雰囲気を生み出す中、メキシコは前半18分にハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)の代表通算45ゴール目で先制。さらにエル・トリ(El Tri、メキシコ代表の愛称)は後半36分、ペナルティーエリア内でボールをつなぐと最後はオリベ・ペラルタ(Oribe Peralta)がシュートをゴールに流し込み、追加点を挙げた。

 ベネズエラとメキシコは、グループ最終戦で首位の座を懸けた直接対決を迎える。(c)AFP