ブンデスリーガ史上最高額の放映権契約、4年で5600億円
このニュースをシェア

【6月10日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガは9日、4年間の放映権を史上最高額で売却し、同国サッカー界にとって「将来の生き残り」を確保するための重要なステップを踏んだと発表した。
有料チャンネル大手の独スカイ(Sky)、スポーツ専門放送局ユーロスポーツ(Eurosport)、および独テレビ局ZDFは、合わせて年間平均14億ユーロ(約1690億円)でブンデスリーガ1部と2部の放映権を獲得し、国内外で試合を生中継することになった。
ブンデスリーガによれば、2017-18シーズンから2020-21シーズンまでの国内の放映権料だけでも46億4000万ユーロ(約5620億円)に達し、現行契約と比較して年間平均85%増になるという。
一方、ドイツサッカーリーグ機構(DFL)のクリスチャン・サイファート(Christian Seifert)CEOは、「ハイライト」放送のカテゴリーについては金額の折り合いがつかなかったと明かしたものの、中国など海外メディアの放映権についても交渉が進行中としている。
「全ての試合、全てのゴール」のキャッチコピーで知られるSkyは、生中継の独占権は失ったものの、週末に行われるほとんどの試合の放映権を確保。ユーロスポーツは、入れ替え戦を含めリーグ戦43試合を放送することになった。
米インターネット小売り大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)も、ブンデスリーガを音声放送で中継する権利を獲得しており、新規参入を果たしている。(c)AFP/Hui Min NEO