PSG会長「新たなサイクルが必要」、ブラン監督を解任か
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【6月4日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)のナセル・アル・ケライフィ(Nasser Al-Khelaifi)会長は3日、チームに大きな変化が起きていると発言し、ローラン・ブラン(Laurent Blanc)監督の進退に注目が集まっている。
アル・ケライフィ会長は4月、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)でまたしても準々決勝の壁を突破できなかったものの、2013年からチームの指揮を執るブラン監督の留任を主張していた。
しかし、アル・ケライフィ会長はその数週間後、チームの変革を視野に入れていることを示唆し、スペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)で指揮を執るディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督に注目していることを明らかにした。
アル・ケライフィ会長は仏大衆紙パリジャン(Le Parisien)に対し、「選手、監督、マネジメントにおいて転換期を迎えている。新たなサイクルが必要だ」と語っている。
「私は(ブラン監督を)3年間サポートしてきた。今は当然の疑問を呈しなければならない。大きな変化が起きるだろう」
「私はここに5年いるが、このような失意を感じたのは初めてだ。これはチャンピオンズリーグの準々決勝で(マンチェスター・シティ(Manchester City)に)敗戦を喫した事実ではなく、その負け方が原因だ。今回の敗退はパリに来て以来最悪の瞬間だった」
ブラン監督は2月に2018年まで契約を延長したものの、クラブの財政を握るオーナー陣はシティに覇気なく敗れたことを受け、指揮官に対する圧力を強めている。
ブラン監督はPSGをリーグ4連覇に導き、国内のカップ戦でも多くのタイトルを獲得しているが、アル・ケライフィ会長をまだ満足させていないようだ。
アル・ケライフィ会長は、ブラン監督の後任候補を明かしてはいないが、インタビューでは「アトレティコをとてもリスペクトしている」と語っている。(c)AFP