【6月3日 AFP】米テネシー(Tennessee)州で2日、海軍のアクロバット飛行隊「ブルーエンジェルス(Blue Angels)」のFA18戦闘機が訓練飛行中に墜落し、パイロット1人が死亡する事故があった。同日にはこれに先立ちコロラド(Colorado)州でも、米空軍のアクロバットチームのF16戦闘機が、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領の演説会場上空を飛行した直後に墜落する事故が起きていた。

 米海軍航空隊によると、FA18戦闘機はテネシー州スマーナ(Smyrna)の飛行場を離陸直後に墜落。パイロットはこの際に負った傷が原因で死亡した。訓練に参加した他の戦闘機5機は無事に着陸したという。

 空軍当局者が匿名で語ったところによると、これに先立ちオバマ大統領も出席してコロラド州で行われていた米空軍士官学校(US Air Force Academy)の卒業式で、米空軍のアクロバットチーム「サンダーバーズ(Thunderbirds)」のF16戦闘機1機が曲芸飛行を披露した直後に墜落。こちらのパイロットは脱出して無事だったという。

 空軍と海軍はともに、両墜落事故の原因を調査中だと発表している。(c)AFP