ペレ氏が競売にかける「お宝」披露、トロフィーから旅券まで
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【6月2日 AFP】サッカー元ブラジル代表のペレ(Pele)氏が所持するトロフィーや記念ボール、スパイクなど、同氏が慈善目的で競売にかけると発表していた2000点以上の品々が1日、英ロンドン(London)で披露された。
ブラジルの小児病院への寄付を目的として行われる今回の競売は、スポーツ史上最大のオークションになるともいわれており、ペレ氏のW杯(World Cup)での偉業を祝して贈られたジュール・リメ杯(Jules Rimet Trophy)のレプリカなどに、合計で300万ポンド(約4億7000万円)ほどが集まるという予想もある。
競売の目玉は、ペレ氏が優勝を飾った3度のW杯の優勝メダルで、それぞれ最大で14万ポンド(約2200万円)の値が付くとみられている。またキャリア1000ゴールを決めた記念球は、4万2000ポンド(約660万円)にまで値が上がる可能性があるという。
ほかにも、1981年の映画『勝利への脱出(Escape To Victory)』に出演した際に着用していたスパイク、本人の昔の旅券、派手なソンブレロといった一風変わった品々もある。
懐にあまり余裕のない人向けには、2012年に行われたロンドン五輪の入場許可証490ポンド(約7万7000円)、ペレ氏の名前の入ったセラミック製ビールジョッキ560ポンド(約8万8000円)といった品も用意されている。
競売は、6月7、8、9日の3日間、米ロサンゼルス(Los Angeles)のオークションハウス「ジュリアンズ・オークション(Julien's Auctions)」の主催で、ロンドンにて開催される。
■売り上げは寄付に
今回の競売の売り上げの一部は、ブラジル最大の小児病院である「ピケーノ・プリンシペ(Pequeno Principe)」へ寄付される。その理由についてペレ氏は、切実な思いがきっかけになっていると話した。
「家族や友人、そしてブラジルの病院を助けたいと考えている人たちと、たくさん話をした。どうすれば、貧しい人たちを救えるのかとね。子供を助けている人たちを助けられれば、それは良いことだ。それが、今回のことを決めた理由だ」
「出品する品は、どれも私の心の中に残り続ける。たくさんの記念品に囲まれて暮らすこともできるが、それでは誰も助けられない」
また、2015年に腰の手術を受けたペレ氏は、報道陣の前につえをついて現れたが、「まだトレーニングをしたり、走ったりするのは無理だが、大丈夫」と力強く語り、回復が順調であることをアピールした。(c)AFP/Katherine HADDON