【6月1日 AFP】サッカーイングランド代表は31日、欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)に向けた最終登録メンバー23人を発表し、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の18歳、マーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)が選出された。

 2月にユナイテッドのトップチームデビューを果たしたラシュフォードは、そこからの公式戦18試合で8ゴールを記録。27日に行われたオーストラリアとの親善試合でも開始3分でネットを揺らし、チームの2-1の勝利に貢献していた。

 ラシュフォードの台頭により、FW陣ではダニエル・スターリッジ(Daniel Sturridge)の居場所がなくなるのではとみられていたが、ふくらはぎを痛めているスターリッジを含め、ロイ・ホジソン(Roy Hodgson)監督は、5人のFWを選出した。

 一方、レスター・シティ(Leicester City)で奇跡のプレミアリーグ制覇に貢献したダニー・ドリンクウォーター(Danny Drinkwater)、アンドロス・タウンゼンド(Andros Townsend)は、最終登録メンバーから外れた。

 ドリンクウォーターに招集がかかっていたのは、アーセナル(Arsenal)のジャック・ウィルシャー(Jack Wilshere)、リバプール(Liverpool FC)の主将ジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)の状態に不安があったためだが、ホジソン監督は2人がフランスで戦えると判断した。

 イングランドは、ロシア、スロバキア、そしてウェールズと同じグループBに入っており、初戦は11日にマルセイユ(Marseille)で行われるロシア戦となっている。