わが人生に悔いあり…それは「タトゥー」 米で除去希望者増える
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■「若気の至り」
世論調査会社ハリスポール(Harris Poll)が昨年秋に実施した調査によれば、タトゥーを入れたことを後悔しているという人は25%近くに上った。これに対し、2012年の調査時には14%だった。
心変わりの主な理由は、ライフスタイルやキャリアの変化、交際相手との破局、タトゥーの仕上がりへの不満だった。またAFPの取材に対し「若気の至り」だったと話した女性もいた。
150ドル(約1万6000円)で入れたタトゥーを消すのに、1400ドル(約15万円)かかった人もいる。
ロサンゼルス地区の4か所でタトゥー除去クリニックを運営する「ドクター・タットオフ(Dr. Tattoff)」の臨床ディレクターを務めるコーリー・オードイン(Corey Ordoyne)氏は、レーザー技術の進歩に伴い、タトゥー除去を希望する人の数も増えていると語る。
タトゥー除去にはその大きさと色に応じて、数か月から数年かかることもある。
テディ・ジョー・ヘイズ(Teddy Joe Hayes)さん(37)は、腕に入れてある前妻の顔のタトゥーを消す施術が待ちきれないと話した。「私たちは10年間一緒だった。1年ほど前、彼女の誕生日に、家族への献身の証しを彼女に示すつもりで入れたんだ」
だがそのわずか2か月後、ヘイズさんは妻の浮気に気付いた。自身もタトゥーアーティストである彼は、「『前妻の顔のタトゥーを腕に入れたばかりで、これから毎日鏡を見るたびに、自分の信頼を踏みにじった人物の顔を見ることになるのか』と思った」と
ヘイズさんは客にこうアドバイスしている。「自分の子どもや両親、あるいは親友以外の人の名前や顔をタトゥーで入れない方がいい。きっと後悔するから」(c)AFP/Jocelyne ZABLIT