■スペインとイタリアは勝利

 スペインは、スイス・ザンクトガレン(St. Gallen)でのボスニア・ヘルツェゴビナ戦に3-1で勝利した。セルタ(Celta de Vigo)のノリート(Manuel Agudo Duran "Nolito")が代表戦初ゴールを含む2ゴールを挙げ、ビセンテ・デル・ボスケ(Vicente del Bosque)監督に自身のプレーを印象づけた。

 ノリートは、ファーサイドの隅へ狙いすましたシュートを決めてチームに先制点をもたらすと、さらに絶妙なループシュートも決め、前半18分までに2ゴールを挙げた。

 ノリートは、今季セルタでリーグ戦12ゴールを挙げ、チームをヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)出場に導いた活躍が評価され、スペイン代表の暫定メンバー25人に選出された。最終登録選手は31日に発表されるが、ノリートがそこから漏れれば大きな驚きだろう。

 スペインはこの後、6月1日にオーストリアのザルツブルク(Salzburg)で韓国と、7日にマドリード(Madrid)でジョージアと親善試合を行い、3連覇のかかる欧州選手権に臨む。スペインの初戦は、13日にトゥールーズ(Toulouse)で行われるチェコ戦となる。

 一方、すでにけが人が続出しているイタリアは、ちぐはぐな内容ながら、グラツィアーノ・ペッレ(Graziano Pelle)の得点でスコットランドから1-0の勝利を挙げた。

 イタリアは、クラウディオ・マルキジオ(Claudio Marchisio)とマルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)がけがのため欧州選手権出場は絶望。さらにティアゴ・モッタ(Thiago Motta)とリカルド・モントリーボ(Riccardo Montolivo)がふくらはぎの痛みを訴え、中盤に故障者が相次いでいる。

 そこでアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は、ASローマ(AS Roma)のダニエレ・デ・ロッシ(Daniele De Rossi)、また前線ではインテル(Inter Milan)のエデル(Eder Citadin Martins)にアピールの機会を与えた。

 すると決勝点は、この2人の絡んだ動きから生まれた。後半12分、デ・ロッシの鋭い縦パスを受けたエデルが粘り強くボールをキープすると、ペッレがこぼれ球に右脚を思い切り振りぬき、GKには届かない場所へ得点した。

 イタリアも、31日に本大会へ向けた最終メンバー23人を発表する。(c)AFP