【5月25日 AFP】(更新、写真追加)紛争下のウクライナ東部でロシア国営テレビの記者2人が迫撃砲で死亡した事件に関与した罪で、ロシアで懲役刑を言い渡され2年近く収監されていたウクライナ軍の女性パイロット、ナディア・サフチェンコ(Nadiya Savchenko)氏が25日、捕虜交換の一環として釈放され、ウクライナに帰国した。

 これに先立つ同日、ウクライナの親ロシア派が掌握するウクライナ東部で戦闘に加わったとして、ウクライナの裁判所で禁錮14年を言い渡されていたロシア軍兵士とされるエフゲニー・エロフェイエフ(Yevgeny Yerofeyev)大尉とアレクサンドル・アレクサンドロフ(Aleksander Aleksandrov)軍曹の2人が、サフチェンコ氏との身柄交換のためにウクライナから出国していた。

 サフチェンコ氏は母国ウクライナで、ロシアがウクライナ東部で行う軍事介入に対する抵抗のシンボルとされ、帰国の際には「英雄」として大きな歓迎を受けた。(c)AFP