【5月23日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は23日、アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)の最高指導者アクタル・マンスール(Akhtar Mansour)師について、米軍の空爆で死亡したことを確認し、和平に向けての「重要な節目」だと高く評価した。

 3日間の予定でベトナム訪問中のオバマ大統領は、「米国と同盟国の部隊に対する攻撃を繰り返し計画・実行し、アフガニスタンの人々に戦争を仕掛け、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)などの過激派組織と協調していた組織の指導者を、われわれは排除した」とする声明を発表した。

 さらにオバマ氏は、マンスール師が「和平協議に真剣に関与し、罪のない無数のアフガニスタン国民の命を奪った暴力を終わらせようとする」努力を拒否したと批判。タリバンの後継者らに対し消耗戦を終結させる「唯一の現実的な道」は和平協議参加だけだと呼び掛けた。(c)AFP