■好調続くナダル「昨年と今年を比べたくない」

 ナダルは順当に行けば、地元の期待を背負う第6シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)と準々決勝で対戦し、準決勝では世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と激突する可能性がある。

 ジョコビッチはナダルとの通算対戦成績を26勝23敗としており、現在は7連勝を飾っている。対するナダルは、2014年の全仏決勝を最後にジョコビッチから勝てていないが、今季はモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2016)とバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2016)で優勝するなど復調をみせている。

「昨年と今年を比べたくない。2016年は状態が良く、連勝した大会もあった。好調を維持したいと思っている」と話すナダルは、「僕の目標は今の調子を保ち、可能であればプレーを少しずつ向上させていくことだ。BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2016)以降のプレーには満足している。たくさんの大会で好調が続いているから、このまま前進していく必要がある」としている。

 昨年大会の準々決勝ではジョコビッチにストレート負けを喫したナダルだが、たとえ守るべきタイトルがなかったとしても、大会に臨む気持ちは何も変わらないと話す。

「守るべきタイトルはあったほうが良い。だけど、それと同時に毎年同じ気持ちで臨むことは不可能なんだ」

「これまでのキャリアでそう感じることは何度もあった。今年はそういう気持ちでここには来ていないし、わくわくしている。目標はタイトルがあってもなくても常に同じだ。それが自分のやりたいことに大きく影響することはない」

(c)AFP/Martyn WOOD