スペインサッカーが欧州を席巻する5つの理由
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3. リクルート
バルサやレアルが豊富な資金力に頼る一方で、他チームはこの2大クラブ、もしくは潤沢な資金を持つイングランド・プレミアリーグに選手を供給し続けている。
一方では、アトレティコやセビージャに代表されるように、コーチ陣を含むクラブの人事を牛耳るベテラン・スポーツディレクターの存在も大きい。
セビージャのスポーツディレクターを務めるモンチ(Monchi)ことラモン・ロドリゲス・ベルデホ(Ramon Rodriguez Verdejo)氏は、フランスやポルトガル、ウクライナ、そしてスペインの下部リーグから選手を安価で獲得し、高額の移籍金で売却することで多額の利益を生み出してきた。モンチには今や、リバプールやバルセロナからも声がかかっている。
アトレティコは、現在では禁止されている「第三者による選手所有(TPO)」の常連だったものの、ポルトガルの敏腕エージェント、ホルヘ・メンデス(Jorge Mendes)氏と密接な協力関係を結びながら、ポルトガルや南米から多くの有望株を獲得し続けている。