大物プロモーター、プロボクサーの五輪出場は「狂気の沙汰」
このニュースをシェア
■金メダリスト村田の見解は
「AIBAの人たちは、国際サッカー連盟(FIFA)のように、競技の全てを牛耳りたいんだ。そんなことはできないさ。そうするべきでもないと思う」
「彼らはボクシングを乗っ取ろうとしている。採点方法などの面で、プロボクシングにならおうというのなら、それは構わない。しかし統括するのは、アマチュアに制限すべきだ」
「AIBAは、プロボクシングが大金を生むことに気づいたのだろうが、多くの困難に直面するだろう」
2012年のロンドン五輪で男子ミドル級の金メダルを獲得した村田諒太(Ryota Murata)は、14日、香港でブラジルのフェリペ・サントス・ペドロソ(Felipe Santos Pedroso)を相手に4回TKO勝ちを収め、プロ10勝目を挙げた後でAFPの取材に応じ、アラム氏とは少し違った見解を示した。
村田は、五輪でアマチュアと対戦することについて「2020年の東京五輪でなら考えるかもしれない」と、地元開催の五輪限定で可能性があると語った。また、他のプロボクサーは、自分と同じようには考えていないと明かした。
「興味を示しているボクサーは多くありません。現実的ではないからです。ルールや規則が違うので」とした村田だが、プロとの対戦がアマチュア選手の大けがにつながるとは思っていないという。
「危険だとは思いません。アマチュアにも良い選手はたくさんいます。ただ戦うのが3ラウンドというだけで」
アラム氏も、村田の考え方には理解を示しているが、「選手はもちろん、母国のために戦うと言うだろう。しかし何の見返りもなしに戦うと思うかい?」と続け、「それは置いておいても、大けがをする人が出るというのは問題だ」と締めくくった。(c)AFP/Daniel HICKS
