【5月9日 AFP】すでにリングへの復帰を示唆している元プロボクサーのフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.)氏が、総合格闘技大会「UFC(Ultimate Fighting Championship)」の人気選手、コナー・マクレガー(Conor McGregor、アイルランド)との対戦も「あり得る」と発言した。

 英タブロイド紙のサン(The Sun)が、メイウェザー氏とマクレガーの対戦について「契約間近」と報じたことを受け、米ラスベガス(Las Vegas)でサウル・アルバレス(Saul Alvarez、メキシコ)とアミール・カーン(Amir Khan、英国)によるWBC世界ミドル級タイトルマッチを観戦していたメイウェザー氏には、これに関する質問が集中した。

 7日、マクレガーと対戦する可能性も除外しないと答えたメイウェザー氏は、ボクシング専門サイト「FightHype.com」に投稿された動画の中で「(マクレガーの)名前を提示されたことは確か。皆さんが耳にしているうわさも、自分が出どころになったもの。ただのうわさでは終わらないかもしれない。だから祈っていてくれ。ボクサー対総合格闘家というのも、あり得るよ」と話した。

 サン紙は、試合は年内に、総合格闘技のオクタゴン(八角形)リングではなくボクシングのリングで行われると報じており、ファイトマネーはマクレガーが約1000万ドル(約11億円)、メイウェザー氏が約1億4400万ドル(約155億円)になるという。

 昨年9月、49勝0敗と無傷でボクシングに別れを告げた39歳のメイウェザー氏は先日、米ケーブルテレビ局ショウタイム(Showtime)のジム・グレイ(Jim Gray)氏とのインタビューで、「9桁(1億ドル以上)」のファイトマネーを保証してくれれば、リングに復帰するかもしれないと話していた。

 一方のマクレガーも8日、ツイッター(Twitter)にメイウェザー氏と自身が対峙する合成写真を投稿し、対戦の可能性を示唆している。(c)AFP