【5月13日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2016)は12日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は0-6、6-3、6-2でトーマス・ベルッチ(Thomaz Bellucci、ブラジル)に逆転勝利を収め、第5シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が待つ準々決勝に駒を進めた。

 同日には、ローマ(Rome)で4度準優勝を飾っている第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と、第4シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)がそろって敗退。クレーコートの王者ナダルと、前回覇者ジョコビッチにとっては、タイトル獲得への道が大きく開けた。

 腰部の故障で先週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2016)を欠場していたフェデラーは、6-7、4-6で第13シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)に敗れ、3回戦で姿を消した。22歳のティエムは、準々決勝で第6シードの錦織圭(Kei Nishikori)と対戦することが決まった。錦織は同日、6-1、6-4で第11シードのリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)に快勝している。

 一方、マドリード大会の2回戦でニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)に敗れたばかりのワウリンカも、7-6、3-6、4-6でフアン・モナコ(Juan Monaco、アルゼンチン)に屈した。

 先日、マドリード(Madrid)でアンディ・マレー(Andy Murray、英国)からタイトルを奪取したばかりのジョコビッチは、今月下旬に控える全仏オープン(French Open 2016)に向けて、誰にも止められない好調を維持しているかにみえた。

 しかし、センターコートで行われた試合の第1セットでは、ベルッチが3回のブレークチャンスをすべてものにする中、ジョコビッチはサービスリターンをミスするなど一方的な展開を許し、ゲームカウント0-6で窮地に追い込まれ、観客を戸惑わせた。

 ボールが「まるでスイカみたいに」見えたというジョコビッチは、「ベルッチの完璧な嵐に、コートから吹き飛ばされてしまった」と認めると、そこからの逆転劇について「何かを変えて再スタートしなければならなかった。最後はこの試合でW(勝利)をつかめた。それが大事なことだ」とコメントした。

 ジョコビッチは、一度眠りから覚めると、そこからはほとんど苦しめられることもなく8強入りを決め、13日にファン待望のナダル戦に臨むことになった。

 その他のシード勢では、第2シードのマレーが6-0、6-4でフランスのジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy)を一蹴した。マレーは、準々決勝で第12シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)と対戦することが決まった。ゴフィンは、6-0、6-0で第8シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)に完勝している。(c)AFP/Justin DAVIS