【5月12日 MODE PRESS WATCH】現代音楽の巨匠フィリップ・グラス(Philip Glass)と、音楽家、詩人にして“パンクの女王”パティ・スミス(Patti Smith)のコラボレーション公演「ザ ポエット スピークス ギンズバーグへのオマージュ」が、東京・すみだトリフォニーホールで6月4日に行われる。

 数々のオペラや映画音楽を手掛け、“芸術のノーベル賞”といわれるグレン・グールド賞を受賞するなど、比類なき音楽家であるフィリップ・グラスと、ポエトリー・リーティングからアーティストとしてのキャリアをスタートさせマルチに才能を発揮するパティ・スミス。本公演は、2人と深い親交のあったビート時代のアイコン的詩人、アレン・ギンズバーグ(Allen Ginsberg)にオマージュを捧げたものだ。

 ステージでは、フィリップの代表曲にのせ、ギンズバークとパティ両氏の詩作品がパティによって朗読される。またフィリップのピアノ独奏や、パティのギター弾き語りも披露。大スクリーンには、フィリップ、パティが選んだギンズバーグの写真やイラスト、詩の翻訳が投影され、反戦、物質主義社会へのアンチテーゼなど、言葉・音楽・映像によって力強いメッセージを発信する。

 なお詩の翻訳は、小説家の村上春樹(Haruki Murakami)氏、アメリカ文学研究者・翻訳家の柴田元幸(Motoyuki Shibata)氏が今回のために完全新訳を手掛けた。パティ・スミスは村上氏の大ファンとしても知られており、村上氏著『色彩をもたない多崎つくると、彼の巡礼の年』英語版刊行の際にはニューヨーク・タイムズに書評を寄稿している。

 さらにオープニングアクトでは、パティの娘で作曲家・マルチミュージックプレイヤーのジェシー・スミス(Jesse Smith)の出演が決定。日本初の親子共演が実現する予定だ。このほか、チベット生まれの音楽家テンジン・チョーギャル(Tenzin Choegyal)も駆けつける。

 海外では全ての公演が瞬く間にソールドアウトした、言葉と音楽の巨匠たちによる夢のコラボレーションを、お見逃しなく。

■お問い合わせ先
パルコ/ 03-3477-5858

■公演概要
・ザ ポエット スピークス ギンズバーグへのオマージュ
日時:6月4日 開演14:00&19:00
場所:すみだトリフォニーホール 大ホール
出演:フィリップ・グラス(ピアノ)、パティ・スミス(ヴォーカル、ギター)、レニー・ケイ(ギター)
翻訳:村上春樹、柴田元幸
オープニング・アクト: ジェシー・ケイ、テンジン・チョーギャル

※6月5日15:00開演 別プログラム「THE COMPLETE ETUDES」(出演:フィリップ・グラス、久石譲、滑川真希)も有り。

■関連情報
公演特設HP:http://www.parco-play.com/web/play/poetspeaks/
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