【5月11日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)で監督職を解かれ、次の行き先が注目されるジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)氏に対し、意外なチームが獲得に名乗りを上げている。

 そのチームとは、国際サッカーの舞台から締め出されているインドネシア代表。同国のイマム・ナフラウィ(Imam Nahrawi)青年スポーツ相が、モウリーニョ氏に代表チームを鍛えてほしいと話している。

 昨年12月にチェルシーを離れたモウリーニョ氏は、シーズンを通じて解任の話題が絶えないルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督の後任として、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の指揮官に就任するとのうわさが広く伝えられている。しかしナフラウィ氏は、凍える寒さのイングランド北西部より、陽光が降り注ぐ南国の島を選んでほしいと考えている。

 ナフラウィ氏は9日、国営アンタラ(Antara)通信に対し、「この件についてはジョコ・ウィドド(Joko Widodo)大統領とも話し合っている」と明かした。一方で、高額の年俸などを考えれば「簡単なことではない」とも認めている。

 そこでナフラウィ氏は、モウリーニョ氏招へいが失敗したときのため、次善の策を用意している。それが、現在チェルシーで暫定指揮官を務めるフース・ヒディンク(Guus Hiddink)氏。ナフラウィ氏は「ヒディンク氏ならもう少し安い」と話している。

 インドネシアサッカー協会(PSSI)は現在、政府が国内リーグに介入したとして、国際サッカー連盟(FIFA)から資格停止処分を科されている。そのためモウリーニョ氏は、仮にインドネシアへ来たとしても、国際試合で采配を振るうことさえできない。

 今季の国内リーグ戦は、4月末から暫定的な形で開幕しているものの、政府とサッカー協会との対立は続いており、FIFAの処分も解除されていない。代表チームのFIFAランキングは185位となっている。(c)AFP