【5月5日 AFP】男子ゴルフのスチュアート・シンク(Stewart Cink、米国)は4日、がんを患う妻の看病に専念するため、無期限の休養を取ることを発表した。

 第138回全英オープン(The 138th Open Championship)覇者のシンクは、妻が前週乳がんと診断されたことを明かし、「衝撃的で、予想もしなかった出来事」とコメントした。

 42歳のシンクは声明で、「妻の病状を正確に把握している最中で、先が見えない状況が続いており、とてもつらい。この困難に直面しているリサ(妻)を支え、彼女が回復するまで、私は競技会から離れるつもりだ。元気になる日が早く訪れることを願っている」と心境を語った。

 シンクの存在が最も知られることになったのは、英ターンベリー(Turnberry)で行われた2009年の全英オープンだった。激戦となった最終日はプレーオフにもつれたが、シンクはメジャー大会最年長優勝を目指していたトム・ワトソン(Tom Watson、米国)を退け、クラレットジャグ(Claret Jug)を手にした。(c)AFP