【5月3日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)の伝説として知られるマジック・ジョンソン(Magic Johnson)氏は、不振にあえぐ古巣を復活させるため、球団はクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)や、オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)のケビン・デュラント(Kevin Durant)の獲得に乗り出すべきだと強く訴えている。

 今季のレイカーズは、通算成績が球団ワースト記録の17勝65敗に終わり、2季連続で60個以上の黒星を喫した。

 レイカーズは、先月24日にバイロン・スコット(Byron Scott)ヘッドコーチ(HC)を解雇すると、同29日、元所属選手で現在はゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のアシスタントコーチを務めるルーク・ウォルトン(Luke Walton)氏を新指揮官に指名した。

 NBAファイナル制覇を5度経験しているジョンソン氏は、弱体化している古豪レイカーズは、復活への足掛かりとして積極的にフリーエージェント(FA)市場に乗り込むべきだと確信しており、ツイッター(Twitter)でサンダーのスター選手に言及すると、「レイカーズが獲得に動くべき最初のFA選手は、ケビン・デュラントだ」と投稿した。

「紫とゴールドのユニホームをまとうケビン・デュラントの姿をぜひ見てみたい」

 ジョンソン氏はまた、可能性の一つとしてジェームズの獲得も模索するべきだと訴え、「彼が(クリーブランドに)残留するつもりなのは知っているが、チームを離れることになった場合は、獲得に乗り出すべきだ」と話している。

 一方で、ロサンゼルス(Los Angeles)出身でトロント・ラプターズ(Toronto Raptors)に所属するデマー・デローザン(DeMar DeRozan)についても、ジョンソン氏は、レイカーズの買い物リストに入れておくべきだと確信している。

 ジェームズの獲得は難しいと思われる中、ここ数か月は、デュラントのレイカーズ移籍に関する話題が絶えない。

 27歳のデュラントは、今季終了後にFAとなる予定で、10年近く在籍したサンダーを離れる可能性について臆測が飛び交っている。(c)AFP