【5月2日 AFP】16F1第4戦ロシアGP(Russian Grand Prix 2016)は1日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)が昨季からの連勝を7に伸ばし、史上4人目の快挙を達成した。

 ポールポジションからスタートした30歳のロズベルグは、圧倒的なパフォーマンスをみせつけ、キャリア18勝目を開幕4連勝で飾った。

 昨季を3連勝で終えていたロズベルグは、チームメートのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が自身3度目の年間優勝を確定させた昨年の第16戦米国GP(United States Grand Prix 2015)以降は、ここまで負け知らずの強さを誇っている。

 F1で7連勝を記録しているのは、イタリア出身の故アルベルト・アスカリ(Alberto Ascari)氏、ドイツ出身のミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏、そしてこの日の決勝では1周目の事故でリタイアしたフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)のみとなっている。

 一方、10番手からスタートしたハミルトンは、1周目に起きた多重事故の大混乱を回避すると、やがてトップを脅かす走りをみせた。しかし、ハミルトンのレースは、またしてもメカの不具合でに阻まれた。

 前日の予選でもエンジントラブルに見舞われていたハミルトンは、手がつけられない強さをみせるロズベルグに25秒およばず2位に終わった。

 フェラーリのキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)が3位に入り、ウィリアムズ(Williams)勢のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)を4位、フェリペ・マッサ(Felipe Massa)を5位に抑えた。

 そのほかでは、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が大幅に順位を上げて6位、ルノー(Renault)のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)が7位、ハース(Haas)のロマン・グロージャン(Romain Grosjean)が8位、フォースインディア(Force India)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が9位、そしてマクラーレンのジェンソン・バトン(Jenson Button)が10位で入賞を果たしている。

 総合順位では、今季21戦のうち4レースを終えて首位のロズベルグが、2位ハミルトンとのポイント差を43に広げている。(c)AFP