【4月22日 AFP】21日に発売された米誌タイム(Time)で、陸上男子短距離のウサイン・ボルト(Usain Bolt、ジャマイカ)や米プロバスケットボール協会(NBA)で昨季の最優秀選手(MVP)に選出されたステフェン・カリー(Stephen Curry、米国)らが、2016年の「影響力ある100人」に選ばれた。

 スポーツ選手ではこの2人の他、男子ゴルフのジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)のドライバー、ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton、英国)、総合格闘技大会「UFC(Ultimate Fighting Championship)」に参戦するロンダ・ラウジー(Ronda Rousey、米国)、競泳女子のケイティ・レデッキー(Katie Ledecky、米国)が名を連ねている。

 女子テニスのダブルスで世界ランク1位に立っているサニア・ミルザ(Sania Mirza、インド)も100人の中に入った。元インド代表のスタークリケット選手、サチン・テンドルカール(Sachin Tendulkar)氏は寄稿文の中で、ミルザがインド国内の同世代の人々を感化していると称賛した。

 また、ボルトについて寄稿した歌手のジギー・マーリー(Ziggy Marley)は、同選手をジャマイカの「求心力」と評し、バレリーナのミスティ・コープランド(Misty Copeland)はカリーに感謝の気持ちをつづった。

 スポーツ関連では、五輪の陸上男子十種競技で金メダルを獲得し、その後トランスジェンダー(性別越境者)の象徴的存在となったケイトリン・ジェンナー(Caitlyn Jenner、旧名:ブルース・ジェンナー〈Bruce Jenner〉)氏も選ばれている。(c)AFP